音楽の喜び フルートとともに

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信号

2009-04-22 22:40:36 | 子ども

ペルー、ブラジル、中国、韓国。人数は少ないですが、多様な国籍の子ども達が来ています。

言葉を理解するのも早く、たいていの場合子どもが家族の中で一番よく日本語を話せます。
大人たちは、どこから来たか知っているので、びっくりするくらいうまいと思ってしまいますが、子どもの集団の中では、やっぱりハンディがあります。

いろいろな規則を説明するのも、日本語。なぜ守らないといけないかを説明するのも日本語。
先月まで自由に保育園や、幼稚園で遊んでいたのに、勉強、宿題、座席、決められた時間。
それはストレスだろうと思います。

全てが窮屈に、押し付けがましく感じられるのかもしれません。少しでも、守りやすくと思って、

「信号をみんなが守らなかったら、あぶないでしょ。ルールはみんなの安全のためにあるんだよ。」というと、「ペルーには信号がないから、ぼくわからない。」
「えーっ、そんなわけないじゃない。」うそだと思って言ってしまった。

家にかえって、夫に話すと、「信号、ないかもしれないよ。」
「ええーそうかな?」
「そうだよ、韓国でも、中国でも信号があるのは、都会だけだよ。少し田舎に行ったら信号なんかないよ。」あちこち仕事で行く夫の実感らしい。
「そうなの?」
「ペルーも田舎から来たんだったら、見たことないかもしれないよ。子どもはあちこち移動しないし。」

今日、職場に行ってその話しをしたら、「そうかもしれない。日本でも、石垣島に行ったら、信号は一つもなかったわ。」という人がいたり、「そうそう、私も田舎やったから、信号は町に一つしかなかったわ。」

ああ、恥ずかしい。私って本当に無知。自分の尺度で人を測ってはいけません。
子どもを嘘つきにしてしまった。本当に、ごめんなさい。もっと、気をつけます。