ohshiさんが月桂樹の本体の写真を送ってくれました。ホントに二階の窓まであります。いいなぁ。
昨夜、ローリエをカレーに入れようとしたら、下の息子は大騒ぎ。彼が食事作りの当番だったので、「おいらのカレーになにいれるねん。」「生のローリエなんて滅多に手に入らないんだよ。おいしくなるよ。」
「ふーん。」ちょっと懐疑的。でも、出来たらカレーはあっという間になくなってしまいました。
ローズマリーはトーストにチーズをのせて、パラパラと上にまいてトースターで焼くだけ。これだけでいつものトーストがレベルアップ。今日は豚肉と混ぜて炒めて、さわやかな香り。ありがとうございました。ごちそうさまでした。
BS劇場中継で、市村正親さんの「ハムレット」見ました。
山本圭さん、日下武さんのハムレットに続いて3回目。「ハムレット」は若者の悲劇ですが、みなさんベテランになってからの上演です。
今回見ていると、ハムレットは叔父を殺すということにそれほど積極的な意志が無いように見えました。父を毒殺された息子は、敵を討つべきだ。というプレッシャー、当時の父権社会の無言の圧力。父の息子であるということ、亡霊となった父の遺志をかなえることは、自分の意志よりも、オフィーィリアとの幸福よりも、母の幸せよりも、デンマーク王家よりも、国益よりもハムレットには大切でした。それをしない自分は男(父の息子)とは言えない。物語の途中で何度も、ハムレットは敵討ちを出来ない、情けない奴と自分を罵り、駆り立てようとします。物語はデンマーク王家の滅亡、ノルウェーのフォーティンブラスによる王位継承権主張で終わります。
私が年を取ったのか?市村さんの演技力か?以前見たときには、ハムレットがどのように復讐を遂げるか?ということに視点が行っていたのに、不思議です。
演奏家も同じ曲を、いろんな人が演奏することによって、いろんな角度や視点からの解釈や魅力が生まれておもしろいです。同じ曲を5人は違う演奏で聴くといいそうです。また見ようっと。