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警察庁の決断

2009-06-18 22:15:40 | 子ども

写真がわかりにくいかもしれませんが、大きな大きなダリアでした。子どもの頃、私の家の庭に咲いていました。初めて見た洋花だったかもしれません。今でもその生命力に満ちた姿をはっきりと覚えています。

ネットでの児童ポルノの取り締まりに警察庁が18日全国の警察に通知しました、ようやく本腰を入れるらしいです。
日本は本当にポルノに甘い国です。
児童ポルノは嗜好や、趣味の問題ではなく児童虐待であり、犯罪です。

「画像の作成過程で、性的な攻撃で児童を傷つけ、閲覧されるたびに再び傷つける」(2007年G8司法・内閣閣僚宣言)

イギリスやアメリカでは、警察の中にチームがあり、画像の解析を行い、小さな影や、わずかな手がかりで児童を発見し保護したり、関った大人を逮捕したりしています。同好のサイトを検挙したところ、メンバーの3割が実際に性犯罪を犯していたそうです。

性的虐待を受けている子どもを、ネットで公開し、それを閲覧することを放任していることは、社会の大人すべてが虐待に加担し協力していると子どもには思える状況です。
これは異常な社会です。
今までも性的虐待はありましたが、これほど、公けで、数限りなく氾濫している時代というのは、無かったと思います。ネットが恐ろしいパンドラの箱を開けてしまったのです。

自由と言う名の下に、児童ポルノを大人が楽しんでいる間に、その子どもは地獄の生活を送り続けているのかもしれません。もし児童が保護され、関係者が逮捕されたとしても、ネット上に一度載ってしまった画像は、いつ何処で保存され、再生産されているのか。誰にもわからず、児童は一生涯、その影におびえ続けなくてはなりません。
自由とは誰かに支配されることなく、自らが自らの主人である。自分自身を律することの出来る、責任を負うことが出来る大人が、持つことの出来る権利だと思います。
好き勝手に、子どもを道具にするのは、自由ではなく、人権侵害であり、暴力以外の何ものではないと私は思います。

警察庁の決断に、今回は拍手したいと思います。・・・スピードは遅いと思いますが、司法はもっと遅い。早く多分野で連携協力し、大人として私も児童ポルノ根絶をめざしたいと思います。