壊れたプリンターをやっと買い換えることにしました。ちょうど昨日15歳になった息子の誕生祝を買いに、日本橋に夫と息子が行くというので、私も同行することにしました。
アニメブームの真っ只中に青春を過ごした私は、結構この街に違和感が無いです。
と言うか、昔の方がおっさんの街という感じのところがあって入りにくかったですが、今やアニメや、PC、ゲームに特化した街になって、もっと入りやすくなった。時代が追いついてきた感じがします。
梅田の繁華街を歩いている感じとはずいぶん違います。
男性が多いといつもちょっと圧迫感をかんじるのですが、この街ではほとんどありません。
名物のメイドさんも、アニメの中から抜け出してきた仮想のシンボルのような感じで、熱い性的な視線を向けられているような感じもありません。むしろ、いけばなのような・・。
あくまで、街行く人々の関心は仮想世界へのツールに向いているようです。
閉店になったバーの中に懐かしいものを見つけました。「赤い彗星」シャーのザク。
その昔、友達と、ガンダム第1回映画版の初演をみました。始発で難波の映画館に行くと、グルリと映画館の周りから外まで長蛇の列。一回目の上映時間が繰り上がって、先着100人に入って、セル画をもらって、その日の最終上映まで4回位同じ映画を見続けました。
映画の中の、台詞の言い回しのおかしさとか、ちょっとした矛盾を見つけて、友達と延々話ができました。トイレに行くと、何度も他の上映でも会った顔を覚えてしまった他府県の人と会って、「こんにちわ」なんて挨拶してたりして。とにかく熱かった。あれがこの街の種だったんだって気がします。
〇年前の私たちのような、高校生たちとたくさん出会いました。私達のグループの中から、アニメーター、漫画家になった人、メカ好きが高じて設計士になった人、主婦になって子どもと昔のアニメの主題歌を歌っている人、少なからず影響を受けてその後の人生を私達も生きてきました。
さて、彼らはどんな大人になってどんな世界に生きるのでしょうか?