私たちはいつも何かを選択して生きています。
一つを選ぶということは、他の何かを諦めるということです。
一人に出会ったら、その時間は他の人とは出会えない。
だから、私たちは、その出会いを、どんなものであろうと、大切にしなくてはならない。
でも、実のところいつも私たちは二股をかけているような気持ちでいることが多いのです。
その時、その場にいれるのは、他の誰でもない自分だけなのに、本当は、私は実はもっと大切な仕事をするために、いるのであって、今は少し寄り道しているだけ。
他に大切なことがあるから、いつも忙しい。
起こるはずのことが起きなかったり、出会いたい人と出会えないのは、実は、こういうことかもしれない。
いつも、もっとほかにある気がしている間中、出会いの質は悪い。
どんなにいいものを持っていようと、出会いの質で、私たちは次に深めるかどうか?を決めてしまうのです。
その時に集中していなければ、次の出会いはもっと質の悪いものになってしまう。質の悪いところに人は集まらない。質の悪いレベルにあった人や物が集まってくる。
さて、質とは何か?
自分をちゃんと観ることとか、相手の存在をちゃんと味わう事とか、そのような瞬時瞬時の積み重ねの中にあるような気がします。