音楽の喜び フルートとともに

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秋のコンサート

2014-09-18 21:37:11 | 音楽

日曜日に両親を連れて海住山寺に、行ってきました。標高が高いせいか、紅葉が始まっていました。


今日は地域の高齢者敬老会のコンサート本番でした。
Tさんと朝からうちで少し演奏してから、行きました。
11時の約束ですが、みなさん早くからいらしていて会場はいっぱい。予定していた人数を超えて来られていて、会場に入りきれないと役員の方々が外で待ってくださっていました。

「コンサートのあと、お弁当を食べていってくださいね。」と言われていましたが、スタッフのみなさんが、なんと同じ生涯学習センターのお料理室でお弁当を手作りされているのでした。

お料理室で作っている間、私たちがコンサートをするのです。

今日の参加者は60人。いつもの定例会の倍の人数が来られたそうでう、会議室の通路まで人でいっぱいです。

しかも11時と言っていたのに、10時半にして満員。
「もう準備を始めてください。」
電子ピアノを設置して、譜面台を出したら、MCの方が用意されている気配。
「すみません。着替えます。」と、お願いするのが、やっと。
会場で音出ししたかったのですが、試せませんでした。
ドレスに着替えて入っていくと、それだけでもとっても喜んでいただいたみたい。

クラッシックの定番。ゴセックのガボットや、ビゼーのカルメン間奏曲などを聞いていただきました。
後は日本の名曲。
一つは宵待草。

「待てど、暮らせど来ぬ人を、宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな」

この曲は竹久夢二が恋人を待つ自分のことを歌ったものですが、この歌にたくさんの人が待てども来ない人を思い浮かべ重ね合わせるのです。
私は、幼い時、私を可愛がってくれた亡き祖母。

高齢の方は、いろいろな別れを経験されてきています。
この曲で、しばし、懐かしい人を思います。

一緒に歌を歌ったり、じゃんけんゲームをしたりするうちに、あっという間に楽しい時間は過ぎました。

手作りのお弁当は、栗おこわ、寄付された新鮮なきゅうりの酢の物とたくあんとのお漬物、お豆腐、人参葉のつくだに、昆布とじゃこのにたもの、卵のお吸い物、なしとオレンジ。
南天の葉が添えられていて、デザートのお菓子には千代紙で折った鶴がビーズに飾れてついていました。
これが60人前+スタッフ20人位?と、私たちの分。
本当にびっくりしました。
「心づくし」という言葉が本当にふさわしい。

Tさんも「今日はあのお弁当が一番だったわ。」
招いていただいて、演奏した以上にたくさんのものを頂いて帰ってきました。

人とつながってもてなす心。

私もみなさんのように年を経たいものです。