音楽の喜び フルートとともに

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音楽療法士木村久美子さん講習会 ありがとう私の身体

2016-03-23 22:46:43 | 音楽


暖かい1日でした。
今日は、音楽療法士木村久美子さんの講習会に行ってきました。
会場のファミリーポートの近くには雪柳が満開!

感覚統合。
椅子の上に座ってじっとする。というようなことを普段無意識にやっていますが、これは、私たちの脳が微妙な感覚統合をやっているからだそうです。

発達障害を持っていたりすると、それが難しいので、じっと座っていられなかったり真っ直ぐ立てなかったりするそうです。

椅子に座るときに、ひやっとしたとしても、通常は、安全であれば、必要ない情報として脳は無視し、座ることに集中することができます。しかし、発達障害の子どもたちは、その感覚が何倍にも感じられ忘れていることができない。
そういうことを、頭に入れて接してください。ということでした。

その後、身体を動かしたり、音を使ったワークを、しました。
音楽に合わせて簡単な動きをみんなでやったり、歌を歌って、動きペアーを作って、顔を合わせてご挨拶。

見えないボールで、ボール遊び?!
キャッチボールのふりをするのです。

それから♪♩♪とリズム譜が登場。その下にステーキと書いてあります。他にも♪♪♩うどんとか、♪♪♪♪♪♪♩おなかがすいたとか書いてあって、手を叩きながら、3パートに分かれてみんなで曲を作りあげます。

最後はトーンチャイムをそれぞれ1本ずつ持って今度は音のキャッチボール。
目を見あって、コーンと叩いたり、コ、コーンと渡したり。

そのうちHAPIドラムが真ん中に出されました。これはペンタトニックになっていてスリットドラムとも呼ばれていて柔らかいマレットで叩くとガムランに似た柔らかい音が鳴ります。
トーンチャイムの音と、ドラムの音が共鳴しあいました。
ワークショップは、説明されたり教えられるというものではなく、参加者自らが、気づいたり、学ぶものなので、講師からはあえて説明とか、どうだったかというものはありません。

私は、初対面の人たちと協力して、見えないボールを見えるようにできると、人を信じている私に感動するし、信じられているということにも感動します。

手や言葉、簡単な打楽器を使ってその場で作れる音楽に、こんなにゆったりと、心が開き、癒されるものなんだと感動しました。音楽のもつ本来の目的や意味を思い出したような気がしました。