音楽の喜び フルートとともに

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ロッシーニにならって

2016-03-03 22:20:32 | 手作り

ロッシーニは、美食家でお料理好き。
セビリアの理髪師や、アルジェのイタリア女など、オペラを書いては流行らせ、大成功。
ベートベンやワーグナーにも絶賛されていました。ショパンはロッシーニの主題によるフルートファンタジーを書いているほど。ところが、ウィリアムテルを書いた後、突然音楽家を引退。
35歳のことでした。

後は、新しいお料理を創作したり、レストランを経営して暮らしました。
それも並の腕ではなかったようで、大成功。
トゥールヌド・ロッシーニ (ヒレステーキのフォアグラとトリュフ添え)のようなロッシーニ風という料理はみんなロッシーニが考案した料理で、フランス料理の中にたくさん残されています。

と、食いしん坊が私だけでないことを言い訳しておいて、今日も珍しい食材の話です。
あつかったことの無い食材、二回目の食材。
どう料理したらおいしいのか?実験開始です。

これは紅菜苔(こうさいたい)。

アブラナ科アブラナ属。中国原産。
菜の花と同じような栄養価、見た目ですが、最大の特徴は、茎が紫色なことで、抗酸化物質アントシアニンが多く含まれています。
普通の菜花と同じベータカロチンも含まれていて、鉄分ミネラルも豊富。きれいだし、いいことづくめです。

これはチョロギ。長老喜と書いて、京都のおせち料理にも入れられる縁起物です。
変な形でしょ。シソ科の植物の根っこだそうです。なんと脳を活性化する効能があるそうで、認知症予防になるそうです。食べたくなってきたでしょ。

最後がキクイモ。


生姜ではありません。でも芋でも無いようです。キク科の植物で、澱粉をほとんど含まず、これを食べるとイヌリンという物質が脂肪を取り巻き吸収を妨げ、オリゴ糖になり、腸内をきれいにし、その上血糖値をさげるんだそうです。
すごい!

紅菜苔は、オリーブオイルで炒めて塩。チョロギは、炒めて塩。キクイモはゆでてから炒めました。
レンコン、じゃがいもの揚げ物、紫芋の大学芋、大根おろしとネギ、椎茸のホイル焼きゆず掛け、豚肉と白菜とごぼうの酒蒸ししょうががけ。


紅菜苔は、炒めたら濃い緑色になりました。思ったよりシナっとして、癖がなく、お酒のあてにぴったり。ゆでてもいいらしいですが、これは炒めるのが一番みたい。

チョロギは、少し固い目、炒める時間が短かったかな?塩だけですが、うっすら甘味を感じました。固めにゆでた里芋に少し甘味を感じるような感じ。次は煮てみよう。

キクイモは、食感は山芋と大根の間のような感じ、前回鍋にした時にはあまり気づきませんでしたが、結構甘い。皮がついているのが香ばしくておいしいです。

ちなみに、大学芋にした紫芋は、次男が「外側は砂糖で甘いけど、中の芋は甘くない!」と不評でした。次男が甘党すぎるかもしれません。

夫の徳島出張のお土産、吟醸芳水。今日の料理にはぴったりでした!