音楽の喜び フルートとともに

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細い音を変えるには?

2018-07-06 21:14:58 | フルートレッスン

大雨警報で、教室もみんなおやすみ…と、思いきや、バイクで1人Oさんが来てくれました。

「仕事で出てるから同じなんですよ。」
何年か他の先生に学んだ後にこられました。
音符を読むのが早いです。
音もきれいです。
お悩みは音が細いこと。

きれいな音のために、唄口の中に吹き出した空気の大半を入れようとしてしまいます。
雑音はなくなりますが、音が細くなる原因です。

フルートの音は唄口の内側と外側に吹かれる摩擦によって鳴るので全て入れてしまうと音は出ません。

外に出る空気を意識して吹いてみましょう。
雑音を怖れずに。

口は、形を保つ力以外は柔らかく。

うまくいかないときは、唄口当たるところを前後左右に動かしてみましょう。
音が大きな、いい音がするところは大切ですが、そうでないところ、汚い音、かすれた音、空気だけの音。
音と言える限界まで行って、落っこちても死ぬことはありません!

大切なのは、ベストのポジション一つを見つけて、吹くことではありません。
フルートという楽器を身体で理解すること。
どこをどう吹くとどんな音がするのか?を知ることなのです。
今やあらゆる音が、音楽で使われています。
あなたの前にもあらゆるフルートによる表現の可能性が広がっているのです。