音楽の喜び フルートとともに

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ハチャトリアン統制された作曲家

2021-12-16 22:18:47 | 国民楽派
火曜日は子どもの送迎をしました。
いつもの川、いつもの土手。
学校から塾までの道、今日は冬休みに子どもキャンプに参加できることになったことを嬉しそうに話してくれました。
イベントが全部中止になりせめてとお母さんが企画したそうです。
楽しみにしています。行けますように。強く思いました。

アラム イリイチ ハチャトリアン(1903-1973年)

ロシア帝国グルジア ティフリス(現ジョージア トリビシ)生まれ、ソビエト連邦社会主義共和国モスクワ没。
アルメニア人で製本工の息子として生まれます。

1922年チェロ科で音楽専門学校に入学。

グネーシン音楽専門学校
モスクワ音楽大学に進学。

在学中にニーナ マカロワと結婚。
1936年ピアノ協奏曲で名声を博すも、1948年にはスターリンの政策によりジダーノフ

アンドレイ ジダーノフ
により、「形式主義的退廃音楽家」と決めつけられ、

プロコフィエフ、ショスタコーヴィチとともに統制の対象とされました。
1953年スターリンが

死ぬまで続きました。
1965年には来日、京都交響楽団、読売交響楽団と共演しています。
日本ではハチャトリアンの曲と言えばガイーヌの「剣の舞」でしたが、フィギュアスケートのお陰で「仮面舞踏会」の「ワルツ」が有名になりました。

フルートでは、1938年作曲された「ヴァイオリン協奏曲」です。
1968年、ランパルがフルートの作曲を依頼したらヴァイオリン協奏曲のフルートへの編曲をハチャトリアンから提案され、大成功。
ゴールウェイ、パユなど、多くのフルーティストによって現在も演奏されています。
大好きな石橋尚子さんの伴奏、ブリアコフのフルート協奏曲1楽章です。