ニオイスミレのアリス。
「そこに入れといて。」というのですが、「どこ?」
「苔よけたらいいやん。」
アリスちゃんを入れたら「苔がたらん。」と、言うので、庭から採ってきて渡すと、
根本まで苔を入れて、
できました。

父は発明家で母は音楽家の家系でした。

ケージに「音楽を書くためには、和声の感覚を持たなければならない。」と言いました。

を考案して「バッカナル」で始めてこの楽器を用います。





ふいごによって、音を出すための空気が常に供給されています。
ようやく母が、選びました。

「そこに入れといて。」というのですが、「どこ?」
「そこの小さい方。」
「えっ?そこは小さすぎるよ。」
「大きい方は木を植えるから。」
「う~ん。」
「せっかくここまで作ったから、自分で仕上げたら?」お返ししました。

「苔よけたらいいやん。」
よけて、

アリスちゃんを入れたら「苔がたらん。」と、言うので、庭から採ってきて渡すと、

根本まで苔を入れて、

できました。
空いた所にはやはり木を入れるそう。
何を入れるかは、まだ考え中だそうです。
庭の紅葉が夏に実をつけたら、いくつか下に落ちて芽を出すので、それを入れるという遠大な計画をたてていたり…。
まだまだ完成は遠いようです。
ジョン ミルトン ケージ ジュニア(1912ー1992年)アメリカ合衆国ロサンゼルス生まれ、アメリカ合衆国ニューヨーク没

父は発明家で母は音楽家の家系でした。
父は1912年 潜水艦を発明し、世界記録を更新しましたが、ガソリンエンジンだったため採用されませんでした。
サンタモニカでピアノを始め、高校に入学しますが、興味を失い。渡欧してパリで建築を勉強します。
マジョルカで作曲を始め、
1934-1937年からカリフォルニアに戻り、アルノルト シェーンベルク(1874〜1951年)に作曲を学びます。
1934-1937年からカリフォルニアに戻り、アルノルト シェーンベルク(1874〜1951年)に作曲を学びます。
シェーンベルクは

ケージに「音楽を書くためには、和声の感覚を持たなければならない。」と言いました。
ケージは和声の感覚を全く持っていないことをシェーンベルクに告白しました。するとシェーンベルクは「それは君にとって音楽を続けることの障害になるだろう。ちょうど通り抜けることのできない壁に突き当たるようなものだ。」と言ってきました。
ケージは「それなら私は壁に頭を打ち続けることに一生を捧げます。」と答えました。
初期の作品はシェーンベルクの音楽を継承するかのような音列やリズムのある作品が多数を占めます。
1940年にグランドピアノの弦に異物を挟んで音色を打楽器的なものに変化させたプリペアドピアノ

を考案して「バッカナル」で始めてこの楽器を用います。
1951年ハーバード大学で無響室を体験します。

ケージはその時体の中からの音を聞き、沈黙を作ろうとしてもできないこと、自分が死ぬまで音はなり、死後もなり続けるだろうと考えました。
1951年演奏や演奏の過程に偶然性が関与する不確定性の音楽へと進みます。それまでの西洋音楽の価値観を覆す偶然性の音楽を創始し、演奏者が通常の意味での演奏を行わない「4分33秒」1952年生み出しました。

tacet=休みと書かれた楽譜
「Organ²/ASLSP」(As Slow as possible可能な限り遅く)は、世界でも長い演奏時間を持つ作品の1つです。
1985年
創造と舞台芸術のためのメリーランド夏期講習会のピアノコンクールにおける現代曲部門課題曲として作曲されました。
それを1987年オルガン用に改作しました。
楽譜自体は8ページで構成されていて、5分もかけずに終えることが可能です。
2008年ジョン ドルーによって24時間の演奏が行われました。
2009年ダイアン ルチェスにより、14時間56分にわたって演奏されました。
1997年ドイツ トロッシンゲン音楽大学で音楽家や哲学者の会議でこの作品の演奏指示の意味が議論され、オルガンでは事実上、時間無制限で演奏できるとされました。
時間無制限の演奏と言ってもパイプオルガンの寿命は無限ではないことから、実際の演奏期間はサルバーシュタット大聖堂

に常設のオルガンが設置された1361年からこの企画が提案された2000年までに相当する639年とされました。
ここのオルガンは世界最古級で、修道院は廃墟でした。

楽器の音が絶えず聞こえているため、普段は音量を減らすためにアクリルガラスの箱に収められています。
演奏はジョン ケージの89歳の誕生日の2001年9月5日に始められました。
初めは連続的な休符のため無音で、最初の和音は2003年2月5日から2005年7月5日まで演奏されました。
次の音が追加されたり、変更する日付が公開されています。
演奏終了は2640年9月5日の予定です。

ふいごによって、音を出すための空気が常に供給されています。
なお、最も長い演奏時間はジェム ファイナーの「ロングプレイヤー」でコンピューターで20分の原曲をアルゴリズムによりバリエーションを生み出しながら演奏します。
2000年1月1日から始まり、2999年12月31日に演奏が終る予定です。
2番目ですが、アナログでは1番。
2020年9月5日に音が変わった時の動画と2022年2月5日最新の音の変化があった時の動画です。
次の音の変更は2026年5月8日だそうです。チケットを買うと若い作曲家の支援になるそうです。(ジョンケージ財団https://www.aslsp.org/das-projekt.html)