土曜日は西宮ギター練習会、今津公民館で川原さんと、カルッリの二重奏を2曲吹いてきました。
朝雨が降っていましたが昼からは晴れたり曇ったり。
黒人元奴隷の農夫の両親のもとに生まれます。
1874年建設中のセントルイスイーズ橋
1902年作曲ラグタイムダンス
朝雨が降っていましたが昼からは晴れたり曇ったり。
肋骨が痛いのでコロコロのケースにフルートと譜面台と楽譜を入れて、夫が車で乗り換えが楽なJR長尾駅まで送ってくれました。
ところが1本乗り遅れ、北新地で乗換え、阪神に乗り換えて甲子園でも乗換え。間に合わないかも?というプレッシャーで写真を撮る余裕も無く。
結局、間に合いました。ほっ!
川原さんと軽く合わせて本番。
カルッリはデュオ1番も、2番も前半はしっとりとした癒し系ですが、後半は体力勝負の疾走系。
なんとかやり切り、
夜伊藤公一先生のコンサートが京都であるので早めに退出しました。
家に帰ってまた出ます。
スコット ジョプリン(1867か68年〜1917年)
アメリカ合衆国テキサス州生まれアメリカ合衆国ニューヨーク州没
黒人元奴隷の農夫の両親のもとに生まれます。
1875年テキサスのテックサーカナに生まれ、幼い頃から音楽的才能があり、バンジョーを上手く引きこなしました。
母は生活費を削ってピアノを買い与えました。
ピアノは独学。10代でダンスの音楽の演奏家になりました。
1880年2年頃親元から離れミシシッピー川流域のサロンの1つメープルリーフサロンで演奏白人の音楽出版社ジョン スタークに出会います。
1890年頃セントルイスに移り住み、アメリカ中西部のサロンや売春宿で演奏しました。
1874年建設中のセントルイスイーズ橋
1893年にはシカゴのコロンビアンエキスポジション隣接のスポーツエリアで演奏しました。
1894年にはミズーリ州セダリアへ移り住み、そこから8人の仲間とともにテキサスメドレーカルテットを編成し、ニューヨークまで演奏旅行をしました。
1895年クラシック音楽のピアニスト作曲家としての人生を歩みたいと願い、黒人のためのジョージ R スミス大学で学びます。彼はヨーロッパのクラシック音楽とアフリカ系アフリカ人のハーモニーとリズムを結びつける音楽を追求。これは後日「ラグ」として認知されるようになりました。
1896年9月16日カンサス& テキサス鉄道会社の宣伝のためにテキサス州ウェイコ近くで行った車両同士の正面衝突実験。(結果、衝撃によるボイラー爆発で5万人の観客の一部に破片が飛び2名が死亡し、重症者の出る大事故になりました。)
この実験にジョプリンは作曲のインスピレーションを感じ、「ザ グレート クラッシュ コリジョン マーチ」を作曲しました。
その後、1899年頃から1914年まで15年間にわたって多くのラグを作曲しました。
1900年にセントルイスに移り住み、ジョン スタークと親交を深めました
。
スパークは彼の作品「メープル リーフ ラグ」
を発売し、大成功をおさめました。
1901年にはスコット ハイデンとともに「サンフラワー スロウ ドラッグ」、さらにの妹ベルと結婚します。しかし、彼女は彼の音楽に理解が無く、2人は1903年に離婚しました。
1902年代表作「ジ エンターテイナー」を作曲。
1903年にはオペラ「ゲスト オブ オナー」(名誉ある客)を作曲しましたが、このオペラは失われてしまいました。
1902年作曲ラグタイムダンス
1907年33歳のロッティ ストークと結婚し、10年を幸せに送ります。
1911年にニューヨークへ移り住み、オペラ「トゥリーモニジャ」を作曲します。1915年オーケストラの代わりに彼のピアノ演奏でオペラが公演されたことが一度ありましたが不評に終わりました。
後にベルによると、それがジョプリンにとって精神的に相当な衝撃でした。
1917年1月中旬梅毒により精神肉体に異常をきたし、ブルックリンの病院に入院。晩年は認知症が発現し、入退院を繰り返し、同年4月1日に死去しました。
彼の存命中、収入はありましたが、重要な作曲家としては認知されず1970年代になって、ようやくその音楽が見直されました。現代ではセントルイスで彼が2年間住んでいた家がスコットジョプリン ステイトという博物館になって見学できるようになっています。
「ラグタイム」は、19世紀末から20世紀初頭を1897年頃から第一次大戦頃までアメリカを中心として流行しました。黒人音楽に強い影響を受けた音楽ジャンルです。リズムのシンコペーションが大きな特徴です。
Ragとは ぼろぼろ、ぼろ切れを意味します。
Ragtime ぼろぼろの時間
ピアノで一定のリズムを刻む左手に対し、右手で拍とはズレたシンコペーションのメロディを演奏することから、この名前がついたと思われます。
ほぼアドリブのジャズに対し、ラグタイムは楽譜があり、定まったリズムの上に、バロック風の装飾音やシンコペーションで、アドリブが演奏されます。