音楽の喜び フルートとともに

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大フィルのフルート奏者登場

2023-03-15 21:02:00 | ロマン派
昨日の朝9:00に投稿するはずの記事を間違って前日記事の再掲載をしました。午後3時頃に気づいて新投稿しましたが、やっぱり昨日の記事はあまり読まれていません。
本当に粗忽者です😭でもまあ今日はいつも通り9:00に新投稿、21:00に再掲します…💦予定です。
月曜の18:00からは、渡辺橋サロン ド プリンシパルでフルートアンサンブルでした。
階段をのぼっていると、美しい音が…。

大フィルの井上登紀さんでした!

榎田先生と旧知の仲。
大フィルで一緒に吹いておられました。
榎田先生のルイ ロットをお試し

この後、ボワモルティエのフルート五重奏4番を私の隣でメンバーと一緒に吹いてくれました。
美しかった!

榎田先生、井上さんが帰られた後に「昔は尖ってて全然俺の言うことなんか聴かなかったのに、今はいいやつになってしまってね。おもしろくねえなあ!」ですって!

素晴らしい合奏体験ができました。

大阪フィルハーモニー交響楽団
大阪フィルハーモニー会館
は1947年、朝日奈隆(1908〜2001年)東京都東京市生まれ、兵庫県神戸市没

を中心に「関西交響楽団」という名称で創立。
1960年改称、創立から2001年までの55年間、朝比奈隆が音楽総監督常任指揮者を務め、個性と魅力溢れる。オーケストラとして親しまれてきました。

大植英次音楽監督時代

には星空コンサート、大阪クラシック

といった大阪プロジェクトで注目を集め、2014年から2016年には井上道義


を主席指揮者に迎え、ショスタコービッチ交響曲第4番、交響曲第7番、交響曲第1番

の録音が相次いでシリーズ化されました。

2018年4月尾高忠明

が音楽監督に就任。現在、フェスティバルホールを中心に全国各地で演奏活動を展開しています。
2017年度文化庁芸術祭優秀賞受賞2017年2018年度関西音楽クリニッククラブ賞本性大阪文化祭場を2年連続で受賞、2022年に創立75周年を迎えました。(大阪フィルハーモニー交響楽団ホームページより)

リヒャルト シュトラウス(1864〜1949年)ドイツ連邦バイエルン王国ミュンヘン生まれ、ドイツ連邦共和国バイエルン州オーバーエルン行政管区ガルミッシュ=バルテンキルヘン郡ガルミッシュ=バルテンキルヘン没


シュトラウスが14歳の時にドイツアルプスのツウクシュピッツェ

に向けて登山をした時の体験を基に1900年交響詩「芸術家の悲劇」を経て、1902年には「アンチクリスト」「アルプス交響曲」という名前でスケッチがされました。
この題名にはフリードリヒ ニーチェの「アンチクリスト」からの影響が見て取れます。その時には4楽章形式の交響曲の構想も書かれています。

1911年からガルミッシュ=バルタンキルヒェンの山荘で「アルプス交響曲」としてスケッチを開始し、1914年から本格的な作曲に取り掛かりました。

夜 
下降音階の不協和(夜の動機)に開始され、山の動機が静かに登場します。

日の出
太陽の動機がフォルティシモで出てきます。

登り道
低音弦楽器による山登りの動機からホルンを中心とした金管楽器のファンファーレが奏されます。
森への立ち入り

小川に沿っての歩み
小川のせせらぎの音が聞こえます。山の動機も重ねられます。

岸壁の動機に弦楽と木管楽器、ハープチェレスタによる滝の流れが重ねられます。

幻影
水の中にオーボエの旋律で幻影が見えてきます。最後にホルンが出てきます。

花咲く草原
山登りの動機が静かに聞こえた後、曲は快活になります。

山の牧場
カウベルがなる中、牛の鳴き声とアルプホルンをもしたホルンの音が聞こえてきます。登山者は道に迷います。

林で道に迷う
山登りの動機と岸壁の動機が出てきます。

氷河
明るくなり、山登りの動機が現れます。

危険な瞬間
遠くから雷鳴ティンパ二のロールが聞こえてきます。

頂上にて
和音が響いた後、トロンボーンが頂上の動機を鳴らし、オーボエが鳴ります。そして、幻影で出てきたホルンの旋律が再び現れ、山の動機と太陽の動機が一体となります。

見えるもの
頂上の動機と太陽の動機が管を追加して、また登場します。

霧がたちのぼる
ファゴットとヘッケルフォーンが不安げな旋律を奏でます。

しだいに日がかげる
太陽の動きが短調で登場し、陰っていることを表しています。

哀歌
弦楽器により、登山者は悲しげな歌を口ずさみます。

嵐の前の静けさ
遠くから雷バスドラムとサスペンでのシンバルが聞こえてきて、だんだん暗くなってきます。スポツポツと振り出した雨バイオリンフルートを覚え次第に激しくなってきます。そして風が吹き出してきます。(ウインドマシーン)

雷雨と嵐、下山
オルガンの和音とウインドマシンによる風の吹く中、登山者は下山します。山登りを転回し、逆の順序で表現されています。強烈な稲妻は光り、最後にはサンダーマシーンにより雷雨が起こります。その後はだんだん静かになってきます。

日没
日没になり、登山者は哀歌を口ずさみます。

終末
オルガンにより太陽の動機が奏され、山登りの動機も回想的に扱われ、あたりは暗くなってきます。

夜の動機がまた現れ、山の動機と共に静かに終わります。

朝比奈隆指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団による演奏です。