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守破離

2011-06-14 20:48:15 | レクチャー、マスタークラス

実家を飾っているのは、マリアカラスというバラです。
オペラファンにとっては特別な名前です。大輪のバラは死してもなおオペラ界に君臨する伝説のオペラの女王にふさわしいです。

昨日聴いた話で大切だとおもったこと。
「何でも学ぶときは、「シュハリ」。」
「シュハリって何ですか?」

「守、破、離」

世阿弥の言葉で、芸を学ぶときの心得のことです。
「守」は、師匠の教えをそっくり真似、教えを守ること。
その芸は師匠が長い時間を修練してつくりあげたものなので、経験のない者が、批判したり、判断したりすることは禁物である。

守りきって、修めて初めて、「破」。
枠を破り、自分のオリジナルを加えることができる。

「離」それから、師匠の下を離れ、さらに修練して新しい境地に至る。

まず、「守」守りきるんですよ。枠にはまりきること。
それでなくて、どうして破ることができるのでしょう?

現代の私たちは、「守」でひっかかって、批判しながら所属感のためにそこに居続けるか、我慢できなくてつまみ食いしながら、カルチャーセンターを渡り歩くか。

修めるためには、まずそっくり真似すること。

そう言われると、「守」をちゃんとできないので、自分の学びの効率が悪いことがわかります。もっと学びたい。






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