まさに陽が落ちる寸前。
コンベンション2日目、レクチャーゴーベールの後は、ジャン・クロード・ジェラールさんのマスタークラスに参加しました。お昼ごはんは食べる時間が無かったどころか、レクチャーが12時半調度に終わり、12時半開始のクラスに間に合わなかった…。これも、コンベンションの特徴。かぶっちゃうのです。人が出たり入ったり。ゴーベールはとても、私にはおもしろかったので、途中退席できなかったのです。
マスタークラスはシュベールトの「しぼめる花」
歌詞を紹介された後、演奏。歌詞は下記で確認してね。
http://blog.goo.ne.jp/m-fluteangel16/e/3d9c212c186322166315785cb0607ca5
テーマは自分の葬送の曲、暗い出だしから、「5月がやってくる!」と明るくなる。そのイメージを持って演奏します。
そして、先生が強調されたのは、テンポ。自由にやっていい曲ではなく、テンポを変えないでその中で組み立てていく。ヴァリエーションの6も同じ。難しいですが、すべて同じテンポ感で。ヴァリエーションとの間は休憩なし。シューベルトのアクセントは重い充実した音で。
ジャン=クロードさんは定年まで後わずかとおっしゃっておられましたが、いつも暖かい笑顔を生徒さんたちに向けながらも、とてもパワフル。指輪で机をカンカン叩いて、テンポを刻み、アクセントや、強調したいところなどにくると、気持ちが入って声を大きくなるし、机はガンガンなるし、全身で表現されていて、シューベルトがこれほどのエネルギーの高さで演奏されなければならないとわかったことが、一番の収穫だったと思います。
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