今年初めての、梅花ウツギが咲きました。昨年は、栄養状態が悪かったのか、一輪も咲かなかったで、とってもいとおしいです。
雨が降っていたけれど、鉢を移動させて、部屋の中から良く見える位置に持って来ました。
よく吹けてきたなぁと自己満足して、録音してみると、ゲンナリ。
音の立ち上がりが悪いとか、音程がいまいちとか、ロングトーンがゆれるとか、ヴィウラートのかけ方がまずいとか、いろいろありますが、一番がっかりするのは、自分の音を聞けてないこと。
耳には、音が入っているはず。
なんだか、おかしいなぁ?と、片隅で思っていることもあります。
そんな時は、録音を聞いてもやっぱりと納得しますが、思ってもいない音が出ている時は、本当にがっかりします。
人間の脳は、少ない情報をまとめてつなげ、全体像を理解するという優れた機能があるそうです。
結論を見つけなければ落ち着かないのは、危険をいち早く見つけ行動に移るという危機管理能力の一つでもあるそうです。
この便利な能力のおかげで、助かることもあるのだけれど、細かい違いを聞き分けたい時には、音を補って聞いてしまうこの能力に、阻まれて、あるがままの音を聞くことが本当に困難です。
がっかりするけど、止まっている暇はありません。自分が聞いたと思った音と、録音して聞いた音との違いはすこしずつですが、差が縮まりつつあります。
よく聴くこと。あるがままに聴くこと。そこからしか始まらない。
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