音楽の喜び フルートとともに

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母の買い物

2014-07-28 22:22:16 | Weblog



母がまた30日31日に心臓にステントを入れることになり、入院・・・だというのに、二泊三日で東京へ。
宗家の何十周年の記念行事でホテルでパーティーもある、N先生について行かないといけない。なんといっても理事になったから。
そのおかげで、靴がいる、ジャケットがいる、着物がいると、何度も駆り出されてショッピング。
これが、半端では無い。何軒も回って手ぶらで変えることも珍しくない。
母は父より若いといっても73歳。
もういい加減で手を打ってと思いますが、妥協は一切ありません。

「しょーもないの買ったら、もったいない。」
と言って、資金が豊富にある訳もなく、いかに安く、いいものを買うか?

父が運転出来てた頃は、いかなくて良かったのだけれど、最近は買い物は私担当。

6月頃から、あーでもない。こーでもない。と付き合っていたら、母に似合うもの、好きな色を見つけるのが早くなり。
ざっと見れば、その店にあるかどうか?がわかるようになり。

次に、好みのものがある店が母よりわかるようになりました。
百貨店なら、こことここ。大型スーパーの専門店ならこことここ。なんてね。

しかし、わかっていても、初めからそこへ行くようなヘマはしません。
なんといっても母の納得が大事。

お話しにならないところはササッと却下を出し、似合わないと私はわかっているけれど、母が着てみたいものを「どうぞどうぞ。」と存分に着てもらい。
似合うけれど高くて手が出にくい店を見て、「これは高すぎて無理だ。」と納得してもらい。

疲れてきたところに、「あそこに行こう。」と本命を登場させます。
すると、やっぱり。ここがいい。

これと思うものがありますが、店員さんに今回の目的「フォーマルまではいかないけれど、ちょっとしたパーティーにも使えるジャケットで、今母が着ている服に合うもの。」を伝えます。
すると、店員さんが私がこれと思っていたものを、出してきます。ほらね、これを私が出したのではだめなんです。
「いいけどな、どうかな?」という母に、

「着てみたら。」と勧めます。
「よく似合っておられます。」と店員さん。
「うん、これはいいね。」とやっと母の言葉。

ここで、ようやく私のトドメの一言「さっきの店の半分の値段で、さっきのよりずっと質がいいよ。」いや、これは本当。

ということで、最短でリーズナブルで最高のものを母は納得して買うことができたのでした。

次は、もっと早い時間で選んでもらうことができるでしょう。たぶん。

本番のパーティーを終えて帰宅した母は「先生に、『あんた、いいもの着てるな。』」とほめられたらしい。
「先生の着ているのの、多分半分位の値段やねんけどな。」

そうでしょうとも。とほくそ笑む私。
こんなところで、力を感じている私って?!