7月19日は小学校の夏祭りでした。例年通り、お手伝いに出ました。
音頭取りさんのご接待です。
江州音頭は、仏教の教えを歌にして布教したのが、始まり、江戸時代の末期に祭文。歌念仏、念仏踊りを融合したものが滋賀県の近江市近辺で踊られていたそうです。
明治初期、近江商人が兼業していた音頭取りさんが、京街道。東海道、伊賀街道を商売しながら、江州音頭を大阪にも広げ、後には河内音頭成立にも、大きな影響を及ぼしたとされています。
私ももともとこの土地のものではないので、びっくりしたのですが、盆踊りは江州音頭一曲を三味線や、太鼓と一緒に肉声で切れ目なく歌われます。
最近は花火を間で15分ほど上げるために休憩がありますが、その後また江州音頭。
今年も、音頭取りさん、お囃子と6人ほどで来られました。女性もいます。
「あ~よいやさあ~のせの~どっこいさあ~のせい」
日本には4拍子の踊りしか無いですが、最近は8ビートで裏拍が入る縦ノリの踊りも、若い人たちによって踊られています。最近といっても私が初めてその踊りを見たのは20年以上前ですが。昔ながらの盆踊りを踊っている人たちもいて、そちらは今も変化ありません。
変化しながらも、200年近くを生活に根ざして残ってきた音楽の強い力を感じます。
休憩の花火。ヒュルヒュル
ドン。あら、ちょっと遅れました。
お茶を運びながら撮りました。
音頭取りさんを招く方のメンバーも変わりません。
何日も走り回ってやぐらを立てたり、ビールの手配をしている人や、花火の準備、自治会の方たちによる洋食焼きや、カレー、PTAによる当てものやヨーヨー釣り。
子どもたちも大勢着て楽しんでいました。
お祭りは人々を繋ぐ。それが、お祭りや文化の力。
夏祭りは始まったばかりです。