岸田國士の原作。この作品は映画になりやすいのか、この映画の前に吉村公三郎監督で、この映画の後で野村芳太郎監督で映画化されている。山田洋次も脚色に参加している。
赤字転落の病院。院長は余命いくばくもない。そこで、病院再興を若い男に依頼する。
院長には、息子と娘がいるが、息子は放蕩もの、娘は美人だがちょっとお高い。
娘の同級生が看護婦で病院に勤めている。
その同級生と娘の、再興に来た若い男を巡る恋物語。
病院自身は傾きかけており、それをいかに再興するかがもう一つの物語。
一方、長男は、医師をしているが放蕩息子で、病院に関心がない。
シャンソンに凝っており、自分で作曲もする。
でも、やはりこの映画で面白いのは、恋のさや当て。
看護婦に扮する左幸子の圧倒される演技にひきつけられる。
対する、娘には、野添ひとみが扮し、これまた令嬢ぶりを見事に演じている。
イタリヤへ留学し、戦後の盛況だったイタリア作劇術を学んだテクニックをここぞと披露する監督の腕もさえている。
赤字転落の病院。院長は余命いくばくもない。そこで、病院再興を若い男に依頼する。
院長には、息子と娘がいるが、息子は放蕩もの、娘は美人だがちょっとお高い。
娘の同級生が看護婦で病院に勤めている。
その同級生と娘の、再興に来た若い男を巡る恋物語。
病院自身は傾きかけており、それをいかに再興するかがもう一つの物語。
一方、長男は、医師をしているが放蕩息子で、病院に関心がない。
シャンソンに凝っており、自分で作曲もする。
でも、やはりこの映画で面白いのは、恋のさや当て。
看護婦に扮する左幸子の圧倒される演技にひきつけられる。
対する、娘には、野添ひとみが扮し、これまた令嬢ぶりを見事に演じている。
イタリヤへ留学し、戦後の盛況だったイタリア作劇術を学んだテクニックをここぞと披露する監督の腕もさえている。