1955年度作品。
監督の家城巳代治は、松竹出身だが、組合運動のせいで、退社。独立プロで、作品を発表。ゆえに普通の映画館では見られなかった。
組合運動や、首切りなどの話はあるが、高校生の姉妹二人に焦点があるので、組合映画臭さはない。
野添ひとみと中原ひとみ演じる姉妹は、実に明るく、長女らしくしっかりしておとなしい姉に比べ、妹はあっけらかんとして、時には失敗したりして楽しい。
中原ひとみは、当時19歳というから、もともと背が小さいため、違和感はない。
ほんとちびの可愛さまるだし。
山奥の発電所勤務の父母のもとを離れて、叔母夫婦の家に居候。その夫婦が屈託なくて、叔父は花街で遊んだり、家で花札をして警察につかまったりするが、話としてはこれもご愛嬌。
この映画のテーマは、障害を持ったり、病気だったり、夫の暴力を受けたり、社会的弱者が、生活を圧迫されている社会を姉妹の目を通して考えさせてくれる。
姉は、クリスチャンであるが、妹は神はなぜ貧しい人を助けないのか疑問を持つ。
姉には、恋愛話もあるが、結局現実的な選択をする。
映画は、姉の嫁入り姿で終わる。
暖かいホームドラマで、ちょっと社会問題をからませ、人間模様がうまく描かれている。
監督の家城巳代治は、松竹出身だが、組合運動のせいで、退社。独立プロで、作品を発表。ゆえに普通の映画館では見られなかった。
組合運動や、首切りなどの話はあるが、高校生の姉妹二人に焦点があるので、組合映画臭さはない。
野添ひとみと中原ひとみ演じる姉妹は、実に明るく、長女らしくしっかりしておとなしい姉に比べ、妹はあっけらかんとして、時には失敗したりして楽しい。
中原ひとみは、当時19歳というから、もともと背が小さいため、違和感はない。
ほんとちびの可愛さまるだし。
山奥の発電所勤務の父母のもとを離れて、叔母夫婦の家に居候。その夫婦が屈託なくて、叔父は花街で遊んだり、家で花札をして警察につかまったりするが、話としてはこれもご愛嬌。
この映画のテーマは、障害を持ったり、病気だったり、夫の暴力を受けたり、社会的弱者が、生活を圧迫されている社会を姉妹の目を通して考えさせてくれる。
姉は、クリスチャンであるが、妹は神はなぜ貧しい人を助けないのか疑問を持つ。
姉には、恋愛話もあるが、結局現実的な選択をする。
映画は、姉の嫁入り姿で終わる。
暖かいホームドラマで、ちょっと社会問題をからませ、人間模様がうまく描かれている。