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映画「マイウェイ 12,000キロの真実」、三つの戦に巻き込まれた二人の若者の物語

2012-01-16 19:17:30 | 韓国映画
韓国映画だけど、前半は、日本占領下の韓国のせいもあって、日本語が占める範囲は大きい。

実話に触発されて描かれた半実話物語。

それにしても、三つの戦争シーン。それも負け戦。ノモンハンに始まって、独ソ戦、そしてかの有名なノルマンディー上陸作戦。

いずこの軍隊もやることは同じだなと思わされる。

でも迫力は抜群。「シュリ」「ブラザーフッド」のカン・ジェギュ監督作品で、製作費25億ドルというから、かなり力が入っている。

製作日数も240日というから大変だ。

前半は、卑劣な日本軍、狂気の日本軍がテーマで、胸が痛む。

だが、ソ連の捕虜になって、極寒の地でのドラマは、厳しいものがあり、オダギリも弱音を吐いていた。

もう一つの柱、主人公二人(日本人と韓国人)の嫌悪から、逃走を経て友情へと変わる、長きにわたる時間と空間の変遷が巧みに描かれて、ラストの感動を呼ぶ。

マラソンにかける二人のスポーツ精神もすがすがしい。

中で描かれる唯一の女性は、日本兵に親を殺され復讐鬼になった中国人女性。
まあ、日本が大戦で果たした罪は大きい。韓国目線だからやむを得まい。

オダギリジョーとチャンドンゴン、日韓二大俳優の競演は素晴らしい。
コメント (1)
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