ひろの映画見たまま

映画にワクワク

中上健次原作の映画化「軽蔑」、借金まみれ男とストリッパーの純愛!

2012-01-25 19:20:00 | 日本映画
この映画の評判は散々だ。

でも、借金まみれでありながら、必ず立ち直るという現代風若者と、惚れられた相手に徹底的に入れ込むストリッパー(ポールダンサー)のはかない恋の物語だ。

舞台は、新宿と和歌山新宮。

今でも古い因習の残る和歌山が、東京と対比され、東京では楽しく生きられる男女が、結局和歌山では生きられない皮肉。

町と村の対比は、ずいぶんとゆるんではきたが、いまだに残る古い風習。

そんな田舎で生きようとした二人は、結局行き着くところは?

その一つの表れは、男の祖父の愛人の存在。当時から、そういうモダンなところはあったのだ。

でも所詮それは、はぐれ者としての存在。

愛人が、若い男に夢を見るのはわかる。

最後、男は、いき詰まり、女を一人東京へ帰す。でも、女はあきらめられず男の元へ。

どうしようもない、男と女の情念。

それを描きたかったのだろうが?
コメント
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