今年公開された「戦火のナージャ」は、実は「太陽に灼かれて2」だった。
この映画は、1994年製作当時評判呼んだ名作だ。残念ながら見逃していた。
あのチェホフの「桜の国」を産んだソビエト。
映画は、1936年、モスクワでは、スターリンの大粛清が行われていた。
前半は、芸術村でののどかな生活風景。(ただ、軍隊の存在が不気味だ。)
冒頭、家庭用サウナで娘にマサージをうける父親(コトフ大佐)、母親も上半身裸で仕事を。
そんな牧歌的な村の生活が、淡々と描かれる。登場人物も多く、まるで舞台劇のような、せりふまわしに、ちょっと退屈を覚える。
そこへ、サングラスにひげ面の老人が訪れる。彼は、かつて、家族同然だった男の変装だった。
彼は、昔、大佐の妻の恋人だった。久しぶりの再会で、二人は意気投合。
大佐と娘は、二人でボートに。
そして、実は男は秘密警察のメンバーで、大佐を逮捕に来たのだ。
のんびりした農村風景も一変、銃弾にかき乱される。
そして、突然現れるスターリンの描かれた垂れ幕。
悲劇だ。
前半の淡々とした描写が、この鮮烈さを浮き立たせる。
この映画で、特筆すべきは大佐と娘の交流だ。
娘は、実に可愛い。皆に好かれている。中でも父親は。
主人公の大佐は、監督自身が演じ、娘は監督の娘が演じている。なんと愛らしいこと。
追伸:「戦火のナージャ」はこの映画の続編で、この可愛い娘の映像が挿入されている。
この映画は、1994年製作当時評判呼んだ名作だ。残念ながら見逃していた。
あのチェホフの「桜の国」を産んだソビエト。
映画は、1936年、モスクワでは、スターリンの大粛清が行われていた。
前半は、芸術村でののどかな生活風景。(ただ、軍隊の存在が不気味だ。)
冒頭、家庭用サウナで娘にマサージをうける父親(コトフ大佐)、母親も上半身裸で仕事を。
そんな牧歌的な村の生活が、淡々と描かれる。登場人物も多く、まるで舞台劇のような、せりふまわしに、ちょっと退屈を覚える。
そこへ、サングラスにひげ面の老人が訪れる。彼は、かつて、家族同然だった男の変装だった。
彼は、昔、大佐の妻の恋人だった。久しぶりの再会で、二人は意気投合。
大佐と娘は、二人でボートに。
そして、実は男は秘密警察のメンバーで、大佐を逮捕に来たのだ。
のんびりした農村風景も一変、銃弾にかき乱される。
そして、突然現れるスターリンの描かれた垂れ幕。
悲劇だ。
前半の淡々とした描写が、この鮮烈さを浮き立たせる。
この映画で、特筆すべきは大佐と娘の交流だ。
娘は、実に可愛い。皆に好かれている。中でも父親は。
主人公の大佐は、監督自身が演じ、娘は監督の娘が演じている。なんと愛らしいこと。
追伸:「戦火のナージャ」はこの映画の続編で、この可愛い娘の映像が挿入されている。