1936年作品。
京都祇園それも甲部ではなく乙部、どちらかというと庶民的。それだけに旦那衆も商売人。
京都出身の私にとってこの京都弁は何とも懐かしく。
とくに山田五十鈴のポンポンとした京都弁は聞こえ良い。
古いしきたりや一途の恋を大事にしようという姉と、すべて打算で行動する妹。
倒産した木綿問屋の旦那を、養う姉にしびれを切らした妹は、まんまとその男を追い出し、一方で呉服屋の番頭と主人をたぶらかして、金をせしめる。
その男を手玉に取る妹を当時19歳の山田五十鈴が演じ、実に歯切れのよい色香に唖然とさせられる。
細い色町の路地を執拗に描き、華やかなはずの色町をあぶりだす演出も見事。
短い映画ではあるし、とりたてたアクションもストーリー展開もなくこれだけひきつける要素はなんなのか?
最後は、しっぺ返しを受けた妹の嘆きは、社会問題だ。
それにしても、ここに登場する男性たちのだらしないこと。でも山田五十鈴ならそうなるのかな?
京都祇園それも甲部ではなく乙部、どちらかというと庶民的。それだけに旦那衆も商売人。
京都出身の私にとってこの京都弁は何とも懐かしく。
とくに山田五十鈴のポンポンとした京都弁は聞こえ良い。
古いしきたりや一途の恋を大事にしようという姉と、すべて打算で行動する妹。
倒産した木綿問屋の旦那を、養う姉にしびれを切らした妹は、まんまとその男を追い出し、一方で呉服屋の番頭と主人をたぶらかして、金をせしめる。
その男を手玉に取る妹を当時19歳の山田五十鈴が演じ、実に歯切れのよい色香に唖然とさせられる。
細い色町の路地を執拗に描き、華やかなはずの色町をあぶりだす演出も見事。
短い映画ではあるし、とりたてたアクションもストーリー展開もなくこれだけひきつける要素はなんなのか?
最後は、しっぺ返しを受けた妹の嘆きは、社会問題だ。
それにしても、ここに登場する男性たちのだらしないこと。でも山田五十鈴ならそうなるのかな?