1954年の作品。
ちょっと路傍の石と勘違いして、子供の話だと思ったが、
これ、大人の話なんだ。もちろん子供も出てきて重要な役割を担うが、大人の真実一路の話なのだ。
愛する男の子を産むため、気の沿わない相手と結婚。そして子供ができたとき別の男と駆け落ち。そんな女の物語なのだ。身勝手なようだが、それこそが真実だと言いたいのか?
でも映画の前半は、真実を告げられないまま、父親と娘、息子の3人家族。母は男の子の小さいときに死亡としていた。
だが、娘の見合いの相手が断ってきたことに端を発し、母親の存在とその真実が明らかに。
本当のことを言わないのも真実だという、話だ。
父の死から、母親が戻ってきても、うまく収まらないのが人生。
根底に母と子のこれは切っても切れない肉親の愛。一方で、ぐうだら亭主を支え続ける献身的な愛、それは男女の愛でもある。
その二つが交差して、何が真実なのかと問いかける映画だ。
一方で、愛する女に逃げられても、相手を理解しようとする男の真実。
冒頭に、北原白秋の「真実一路」の詩が書かれた墓碑。真実とはなんなのか。
ちょっと路傍の石と勘違いして、子供の話だと思ったが、
これ、大人の話なんだ。もちろん子供も出てきて重要な役割を担うが、大人の真実一路の話なのだ。
愛する男の子を産むため、気の沿わない相手と結婚。そして子供ができたとき別の男と駆け落ち。そんな女の物語なのだ。身勝手なようだが、それこそが真実だと言いたいのか?
でも映画の前半は、真実を告げられないまま、父親と娘、息子の3人家族。母は男の子の小さいときに死亡としていた。
だが、娘の見合いの相手が断ってきたことに端を発し、母親の存在とその真実が明らかに。
本当のことを言わないのも真実だという、話だ。
父の死から、母親が戻ってきても、うまく収まらないのが人生。
根底に母と子のこれは切っても切れない肉親の愛。一方で、ぐうだら亭主を支え続ける献身的な愛、それは男女の愛でもある。
その二つが交差して、何が真実なのかと問いかける映画だ。
一方で、愛する女に逃げられても、相手を理解しようとする男の真実。
冒頭に、北原白秋の「真実一路」の詩が書かれた墓碑。真実とはなんなのか。