ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「風たちぬ」、ジブリの実話ものです。

2013-07-21 17:49:53 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆
ジブリ好き ☆☆☆☆

漫画とはいえ、昭和初期から戦争の時代まで、

特に関東震災は、素晴らしい映像だった。

話は、ゼロ戦という、第二次世界大戦に登場、日本の航空機技術の高さを示した戦闘機の開発物語。

主として、開発(設計)を担当した、堀越二郎の物語だ。

少年時代から始まり、大学から、航空機会社へ、そして、ドイツへ留学。いわゆるエリートだ。

当時の開発の状況が、工場や上司仲間との共同作業など、

特に、同期の本庄とは良きライバルとして描かれ、いわゆる当時のエリートの心意気なるものがよく描かれている。

一方、堀辰雄の風たちぬから、結核を患う恋人との恋物語がもう一つの柱。

傘や、紙飛行機などを通して、風と恋人を巧みに描き、絵的にも素晴らしいものとなっている。

しかし、上流社会の話ゆえ、絵空事の感が強く。

美しさゆえに、人間のドロドロが描かれず、なじみの薄いものとなっている。

堀越、堀二人は素晴らしい人たちだが、反戦であればもう少し描きようがあったのでは?

声優は、なかなかマッチしていた。
コメント (2)
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