ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「恋するリベラーチェ」、天才ピアニストの華麗なる半生

2013-11-08 17:53:03 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

恋するとあるから、ラブロマンスと勘違いしてしまった。

リベラーチェは、実在のエンターテイメントミュージシャンだった。

話は、1950年代、全盛期のリベラーチェ。

冒頭、華麗なピアノ演奏で、観客をひきつけ拍手喝さいを浴びる。映画の作りがそうだが、豪華で、楽しいショーだ。ド派手な衣装は、のちのプレスリーやマドンナ、ガガの先駆的存在。

そんなリベラーチェの付き人、40歳ほどの年の差、いつまでも若さを保ちたいリベラーチェの好み。

でも一方で、本人は打ち消していたらしいが、ゲイだった。

若い男は、ゲイとしてかわいがられる一方、贅沢な生活を享受できた。

前半は、きらびやかな二人の絶好調の美しさだ。

ただ、ゲイのシーンは、かなりリアルで、見る人によって良し悪しが分かれる。

ただ、後半のリベラーチェの年とる様と、付き人への態度の変化など、芸能界の裏話として面白い。

この映画の成功の一因はキャストだろう。ゲイでないマイケルダグラスとマットデイモン。

2人は、化粧とメイク、それにCGを加えて、見事に変身を成し遂げ、ダグラスのリベラーチェ、デイモンの付き人。そして演技。実在とは異なるかもしれないが、劇として大成功。

劇中、2人とも、途中で整形手術をするが、それを乗り越えての二人だ。

エイズと麻薬という危うい世界で終わりを迎えるが、栄光はいつしか滅びゆくもの。

映画的には、いい出来なのだが。
   
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