ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「赤い航路」、ロマンポランスキーの性愛物語

2013-11-01 17:37:15 | フランス映画
おススメ度 ☆☆☆

「危険なプロット」のエマニュエル・セリエが気になって、彼女がロマンポランスキー監督と結婚して、ポランスキー監督の作品に出演していると知って、見てみたくなった。

1992年作品。原題は「Bitter Moon」、ハネムーンの真逆。

ポランスキーといえば、ポーランドの映画監督で、ローズマリーの赤ちゃん、戦場のピアニストなど、いい映画を作っていますが、一方で、結婚していたシャロンテートの一連の事件とか、少女淫行事件とか、ナターシャキンスキーと少女のころから付き合っていたとか、怪しい雰囲気があります。

まあ、現在は、エマニュエル・セリエと結婚中ですが。

この赤い航路は、豪華客船で船旅をする結婚7年目の夫婦(ヒューグラント・まだ若いですねと、危険なプロットにも出ているクリスティン・スコット・トーマスが演じています)の話。

船旅は、仲睦まじい夫婦にとっては、ゆったりとした雰囲気がとってもいいのだが、いささか錆のでかかった夫婦には、なにか刺激を欲しくなるもの。

二人が知り合った、車いすの男とどこか妖艶な若い妻。

2人に興味を持った夫は、車いすの男ののろけ話を聞かされることに。

男は、大量の遺産相続で生活には困らず、作家希望だが、まだ出版はしていない。

パリでの、そもそもの出会いからの二人の生活は、、性愛を中心としたエロチックなものだった。

更に、女の求愛がエスカレートし、倒錯の世界に。夫はその話に、どんどんとのめりこんでしまう。

140分の長編だけにこの話にいささか辟易するが、ラスト近くに大きな展開が、これもポランスキーらしい終わり方だ。

かなりきわどいシーンとセリフが出てくるので、その向きのお嫌いな方には向きません。


コメント
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