おススメ度 ☆☆☆☆
介護にかかわる経験のある人 ☆☆☆☆☆
長崎在住の4コマ漫画作家、岡野雄一さんの話。
地元のコミュニティ雑誌に連載後、自費出版した作品が、facebookなどの呼びかけにより一躍有名に。
現在は、週刊朝日に「ペコロスの母の玉手箱」として連載されている。
私も、愛読者だが、最初は、話が時代を超えて出てくるので戸惑ったが、徐々にそのペーソスに惹かれていった。
これはその映画化で、もともと、長崎で映画化の話が持ち上がり、資金難から全国に呼び掛けられ本作となった。
そういう意味では、故郷映画の一つだ。出演者も長崎出身者が主で、長崎弁がとびかっている。
監督は、公開初日に86歳となった森崎東さん。新藤さんの後追いかけていい映画を撮り続けています。本作でも、介護問題だけでなく、昭和の初め、売春宿、原爆問題など、シビアな目が光っています。
脚本は、阿久根さんで、もともと4コマ漫画の脚本の経験があり、ショートストーリーの連続となる4コマ漫画を巧みに処理しています。ペコロスの母の記憶の場面が随所に盛り込まれますが、それが、ラストに生きてきます。
勿論、認知症の介護がテーマですが、随所に笑いがあふれ、認知を笑うのでなく、それを笑いに変える原作と演出の妙です。
主役の岩松了は、禿げ頭に終始し、最高齢主演女優の赤木春恵さんの熱演もさりながら、わき役陣もしっかりしていて、竹中直人と温水洋一の禿げトリオ、長崎出身の原田姉妹、加瀬亮と枚挙にいとまがありません。
それにしても、ラストに長崎の祭り(ランタンフェスティバル)が描かれ、眼鏡橋で、母の回想ファンタジーとなる、長崎の旅の思い出が重なって涙が止まらなかった。
介護にかかわる経験のある人 ☆☆☆☆☆
長崎在住の4コマ漫画作家、岡野雄一さんの話。
地元のコミュニティ雑誌に連載後、自費出版した作品が、facebookなどの呼びかけにより一躍有名に。
現在は、週刊朝日に「ペコロスの母の玉手箱」として連載されている。
私も、愛読者だが、最初は、話が時代を超えて出てくるので戸惑ったが、徐々にそのペーソスに惹かれていった。
これはその映画化で、もともと、長崎で映画化の話が持ち上がり、資金難から全国に呼び掛けられ本作となった。
そういう意味では、故郷映画の一つだ。出演者も長崎出身者が主で、長崎弁がとびかっている。
監督は、公開初日に86歳となった森崎東さん。新藤さんの後追いかけていい映画を撮り続けています。本作でも、介護問題だけでなく、昭和の初め、売春宿、原爆問題など、シビアな目が光っています。
脚本は、阿久根さんで、もともと4コマ漫画の脚本の経験があり、ショートストーリーの連続となる4コマ漫画を巧みに処理しています。ペコロスの母の記憶の場面が随所に盛り込まれますが、それが、ラストに生きてきます。
勿論、認知症の介護がテーマですが、随所に笑いがあふれ、認知を笑うのでなく、それを笑いに変える原作と演出の妙です。
主役の岩松了は、禿げ頭に終始し、最高齢主演女優の赤木春恵さんの熱演もさりながら、わき役陣もしっかりしていて、竹中直人と温水洋一の禿げトリオ、長崎出身の原田姉妹、加瀬亮と枚挙にいとまがありません。
それにしても、ラストに長崎の祭り(ランタンフェスティバル)が描かれ、眼鏡橋で、母の回想ファンタジーとなる、長崎の旅の思い出が重なって涙が止まらなかった。