ひろの映画見たまま

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「おみおくりの作法」、孤独死の死者を弔う市職員のおみおくり

2015-03-02 17:38:21 | イギリス映画
おススメ度 ☆☆☆

静かな、それでいてじんと来る映画好き ☆☆☆☆

特に前半、たんたん、これぞ公務員というまあ面白くもない律儀男の日常が描かれます。孤独死者の身寄りを探して、弔うという地味な仕事。

だが、後半、自らのアパートの向かいに住む男が孤独死した。

その調査を始めた矢先、役所の合理化で、退職を勧告されてしまう。まだ、44歳。こりゃたまらんね。それも、独身で地味な生活を送ってきた御仁だから。恋の一つもなかったのかね。

で、がぜん張り切って、張り切りの理由が、孤独死の男の娘が美人だから?

まあ、退職勧告の腹いせもあって、自費もめげず、孤独死男の消息を訪ねて、イギリス中をへめぐる、まあ、ロードムービーだ。

女にはもてるが、アル中だとか、公務員とは真逆の生活、さらには、フォークランド紛争で落下傘部隊だったとか、イギリスの昔の恥部がでてきたり、面白い展開に。だが、誰一人葬儀に参列するとは言わない。

しかし、ここで逆転、娘が葬儀に出てくると、さらに喫茶店へのデートのお誘いも。

公務員氏は有頂天。

だがそこは皮肉。これがイギリス映画なのだ。

地味だけど的確なエディ・マーサンが主演。彼が主演でと思うが、これが光っているのだ。
コメント (1)
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