ひろの映画見たまま

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「ワレサ 連帯の男」、ポーランドの民主化を成し遂げた男の半生

2015-03-04 17:34:40 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆☆☆

ポーランドのこと知りたい人 ☆☆☆☆

もう、アンジェイワイダも80代後半。

自国の歴史を振り返ってみた。

それには、ワレサがいい題材。ソ連の圧政下で労働運動を盛り上げ、のちに大統領になった男である。

このワレサに焦点を当て、当時のフィルムなどを交えながら、連帯という労働組合組織の発展を描いている。ワレサ自体健在なので、描くのは難しいが、頂点の時代で映画を終えている。

だが、ワイダは、ワレサの個人的な面も丁寧に描いている。

冒頭、イタリア人女性ジャーナリストのインタビューから始まり、ワレサに自らの立ち位置を説明させている。

そして、この映画のもう一つのキーマンが、ワレサの妻である。その子だくさんに恐れ入るが、ラスト近く、ワレサの代わりにノーベル平和賞をもらいに行くが、空港で全裸検査の屈辱を受けるシーンが描かれる。

このポーランドの民主化が、東の壁をぶち壊した遠因にもなっており、ヨーロッパでは、このワレサは重要なキーポイントなのだろう。

なかなか日本では、身近でないポーランドだが、ワレサは、絶頂期に日本を訪れており、日本びーきだそうだ。

それにしても、ワレサを演じたロベルト・ビェンツキェビチ、「ソハの地下道」にもでていたが、このワレサで、饒舌さを好演。政治家は話がうまくなくては務まらないを、実践している。

コメント
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