ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」、ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞。

2015-03-08 18:35:41 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆☆☆

ドキュメント映画好き ☆☆☆☆

イタリア映画、ベネチアでドキュメンタリーではじめて金獅子賞受賞。

環状線はローマの都市部と郊外を隔てる境界線となる高速道路。でも羊が飼われたり、ヤシの木が生えていたり郊外でもある。

この環状線の周辺で繰り広げられる市井の人々のありのままを、じっくり2年半もの時間をかけて撮りあげた力作。

ただ、人々の生活を映すだけで、そのセリフの中から人生が浮かび上がる。

昆虫学者や、うなぎ漁師など自然と触れ合う人も取りあげれば、ゲイやダンサーなど、底辺の生活者にも目が向き、更には、豪邸の所持者まで題材に。

中では、認知のかかった母を持つ、救急士の人間味あふれる会話がじんとくる。

ドキュメントでありながら、人生を浮き彫りにする、その背景に高速道路の美しい風景もはさまれて、イタリアを感じさせる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「パパ、アイ・ラブ・ユー」、2歳の息子と父親の奮戦記

2015-03-08 12:10:27 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆

子育て中の父親 ☆☆☆☆

劇場未公開 2012年作品

「世界の終り」のマークウェーヴァーが、脚本、監督、主演した子育て物語。

自らの息子を出演させ、その父子のべたべたぶりを見せる。

息子はかなりおしゃまで、生と死まで教えるのはさすが。

途中、同じ子育て中の女性と知り合ったり、

パーティーで、昔の恋人と出会って、いい雰囲気になったりと、大人の付き合いも十分。

だが、妻を交通事故で亡くしてからは、ややぼうぜん自失気味で、

俳優を続けるが、十分にお金を稼げず苦労する。

金魚を飼って、息子に生き死にを教えるところが、この映画の肝か。

ただ、プライベート映画っぽくって、普通人にはちょっと物足りない。

子供はほんと可愛すぎる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする