ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「愛して飲んで歌って」、91歳アランレネの遺作です

2015-03-13 18:56:57 | フランス映画
おススメ度 ☆☆☆

演劇好き ☆☆☆☆

2014年3月に他界したフランスの名匠アラン・レネの遺作。ベルリン国際映画祭では通常、革新的な若手監督に与えられるアルフレッド・バウアー賞(銀熊賞)を受賞。

イギリスの喜劇作家アラン・エイクボーンの戯曲の映画化。演劇的要素が強いが、そこには一ひねりも二ひねりも。軽妙洒脱。

車で移動する風景から、書割へ、そして舞台装置的な舞台へと変幻自在。

ガンにかかって大変なジョルジュを巡る話なのに、ジョルジュは姿を見せない。観客にゆだねられる作り。

それにしてもジョルジュ、なんと出てくる、女3人にちょっかいをかけるなんて、何たる女たらし。

でも、女3人は仲良し。男は、あかげであらためて女房に惚れ直す仕掛け。

まあ、単純な話なので、理解は十分。

あとは、題名となった『ヨハン・シュトラウス2世のワルツ「酒・女・歌」』。

酒と女の話は出てくるが、歌はない。(それが最後に)

でも人生は堪能できる。

フランス語の響きが何とも心地よい。
コメント
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