ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ダブリンの時計職人」、元時計職人の再生物語

2015-08-19 17:22:41 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆☆☆

ほのぼのとした映画好き ☆☆☆☆

アイルランド・フィンランド合作。

アイルランドの首都ダブリン。その海岸の駐車場で路上生活するフレット。

冒頭、この路上生活が丁寧に描かれる。アイルランドでは生活困窮者が多いらしい。ただ、この映画の主人公は、ロンドンから故郷のダブリンに戻ってきたのだが、住所不定のため、生活保護がもらえない。

その同じ駐車場に駐車していた若者。

二人は、いつしか心を通わせる。

だが、若者は、麻薬の常習者、そのため借金漬け。この麻薬の問題もアイルランドの社会問題らしい。若者は、父親との確執を抱えていた。

若者にそそのかされ、ジム(プール)で知り合った中年の女性に恋をしてしまい、打ち明けようとするが。

社会問題のほかに、若者と中年の交流、中年の恋物語が描かれ、海辺の美しい光と、花火など美しい風景もあって、心温まる物語になっている。

そして事件があって、フレットの再生が始まる。

題名の「時計職人」は、彼が元時計職人で、若者とご婦人の時計を直してあげるところから来た題名。てっきり、時計職人まんまの話と誤解して見ているうちにそれが間違いであることに気が付いた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする