ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「さよなら、人類」、第71回ベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞

2015-08-27 19:38:30 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆

哲学的映画好き ☆☆☆☆

スウェーデン・ノルウェー・フランス・ドイツ合作

「リビング・トリロジー」3部作の最終章というから、まず前作を見ていないハンデ。

原題は『存在について考える枝にとまった鳩』という哲学的題名。

細部まで緻密に計算され尽くした絵画のような39シーン。普通の映画の常識では、鑑賞できない。

監督は、スウェーデンの奇才ロイ・アンダーソン。4年の歳月をかけて作ったというから、並大抵の執念だ。

1ストーリー1テーク

ロケなしで、スタジオにセットを組んで固定カメラ。マットペインティングを使った背景。おかげでそのシーンは実に奥行きのあるものになっている。

ブラックユーモアというが、この映画のくすぐりに正直笑える人は、日本人では何割いるだろうか。

怖いもの見たさに見るのも手かな。

まずは、映画の途中、眠気を感じないように用意する必要が。

で、39話。

恐竜、船長、猿、フラメンコダンサー、19世紀のスェーデン国王、騎馬隊、水兵、黒人それに、この映画の主人公たる冴えないセールスマンのサムとヨナタン。

ざっと見ただけで、広範囲にわたる風刺ってことがわかる。

鉱物精錬用ドラムで、黒人が焼き殺されるシーンは秀逸だ。

「元気そうで何より。元気そうで良かった」

生と死を見つめるシニカルな目が光っている。
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夏休み 北陸の旅 三 兼六園 

2015-08-27 15:00:10 | 日記
お天気ではなかったが、雨に降られず、

タクシー運転手の解説付きの園内遊覧。

金沢の町が一望に見える。





日本武尊の像が一段と目立つ。



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