おススメ度 ☆☆☆☆
おりしも、終戦70周年記念日。
御盆休みの関係もあって、劇場は超満員。
戦争映画でありながら、戦闘シーンのない、地味な映画。
1967年に、同名の映画が岡本喜八監督で製作されている。ちなみに阿南陸軍大臣は、三船敏郎が演じている。
今回は、半藤利一さんのノンフィクションを映画化した。
前回は、玉音放送を巡る葛藤がメインだったが、今回は戦況が悪くなり、東条が首相を辞めさせられ、天皇の要請により鈴木貫太郎が77歳にして首相を引き受けるところから始まる。(実際は、小磯国昭が中継ぎ首相を務めています)
鈴木は、二・二六事件の時、侍従長を務めており、その時の武官が阿南で、二人は天皇を交えいい関係にあったようだ。
そんな関係で、この三人が終戦をリードしていく。
閣議の模様とか、イメージなんだろうが、なかなか雰囲気よく出ている。
東京大空襲にはじまり、広島。長崎の原爆投下、ソ連の参戦により、万事休すとなった日本。
ただ、陸軍は、あくまで戦うとした態度で貫かれていた。
その極が青年将校畑中(松阪桃季好演)。上司を倒してまで、決戦に持っていこうとしていた。
ラストの山場は、玉音放送。
録音テープが、無事放送局に届けられ、放送されるが、ここでもひと悶着。
サスペンスあふれる展開はさすが。
それにしても、陸軍をだまし続け、海軍と渡り合い、そして部下や家族にやさしい、人間の鏡のような阿南大臣を、切腹を含めて演じきった役所は、ピカ一だろう。
おりしも、終戦70周年記念日。
御盆休みの関係もあって、劇場は超満員。
戦争映画でありながら、戦闘シーンのない、地味な映画。
1967年に、同名の映画が岡本喜八監督で製作されている。ちなみに阿南陸軍大臣は、三船敏郎が演じている。
今回は、半藤利一さんのノンフィクションを映画化した。
前回は、玉音放送を巡る葛藤がメインだったが、今回は戦況が悪くなり、東条が首相を辞めさせられ、天皇の要請により鈴木貫太郎が77歳にして首相を引き受けるところから始まる。(実際は、小磯国昭が中継ぎ首相を務めています)
鈴木は、二・二六事件の時、侍従長を務めており、その時の武官が阿南で、二人は天皇を交えいい関係にあったようだ。
そんな関係で、この三人が終戦をリードしていく。
閣議の模様とか、イメージなんだろうが、なかなか雰囲気よく出ている。
東京大空襲にはじまり、広島。長崎の原爆投下、ソ連の参戦により、万事休すとなった日本。
ただ、陸軍は、あくまで戦うとした態度で貫かれていた。
その極が青年将校畑中(松阪桃季好演)。上司を倒してまで、決戦に持っていこうとしていた。
ラストの山場は、玉音放送。
録音テープが、無事放送局に届けられ、放送されるが、ここでもひと悶着。
サスペンスあふれる展開はさすが。
それにしても、陸軍をだまし続け、海軍と渡り合い、そして部下や家族にやさしい、人間の鏡のような阿南大臣を、切腹を含めて演じきった役所は、ピカ一だろう。