おススメ度 ☆☆☆
スパイアクション好き ☆☆☆☆
イギリスのスパイ映画といえば、007を思い出すが、
この映画は、正統派スパイ映画の体をなしながら、スタイリッシュであり、コメディであり、グロテスクであり、一段と光った映画だ。
それというのも、監督があの「キックアス」のマシュー・ボーン。
そして主演が、「英国王のスピーチ」の名優コリン・ファース。
その殺人シーンが半端なく、鋭利であり、グロであり、飽きさせない。
相手役を演じるのが、アメリカの大富豪で博愛主義者のヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)。携帯電話を使ってお互いを殺させ、人口減を目指そうという大計画。
その助手が、義足(その義足がまたスタイリシュ、剣に早変わり)の女剣士。強いのなんて。
で、表は洋服屋、裏は国際的スパイ。だが、スパイ組織の一員が欠けたことから、新人の養成に。
この養成方法が、手練手管で試される。その過程も一見の価値あり。
ラストはハッピーエンドだが、それにしても殺されるのが半端でない。
ただ、殺しのシーンもスタイリシュで、悲惨さは感じられない。
人の顔が花火になったりして。
盛りだくさん過ぎて、見終わった後、シーンを振り返るのが大変。
ネタばらしが貴重。