おススメ度 ☆☆☆
人道映画、歴史映画好き ☆☆☆☆
杉原千畝は、戦後外務省からリストラされていたが、2000年河野洋平外務大臣により名誉が守られた。
そもそも、杉原は、外国語が好きで、特にロシア語に秀で、ロシア勤務を夢見ていた。が、まずは満洲で対ソ交渉に尽力し、戦中のことゆえスパイ活動にも従事し、力を発揮していた
お蔭で、ソ連から危険人物と見なされ、ソ連大使館勤務は許されなかった。
何が幸いするか、そのことがなければ、ユダヤ人救済もなかった。
そもそも、勤務先のリトアニア大使館は、そこに日本人はおらず、もっぱら情報収集が目的で、新しく開設された。
それにも関わらず、彼の情報は、ドイツ大使大島に握りつぶされる始末。
そんな状況下で、外務省にたてついて、外務省の事務処理が遅れることを計算に入れ、なかばやけくそにユダヤ人救済に走る。大使館も閉鎖されるので、ホテルでもビザの発給を続ける。
美談もこういう裏があったのだ。
さらに、ビザを出してもらっても、ユダヤ人は、日本へたどり着ける保証はない。ウラジオストックでのJTB職員と在ウラジオストック総領事代理・根井三郎の決断があり、無事日本へ脱出できたのだ。
この映画は、リトアニア大使館での話だけでなく、杉原の若き時代、ドイツ大使との激論など、いろんなエピソードの積み上げが、話を膨らませる。
監督がチェリン・グラックと、純粋日本人でないところと、撮影がポーランドで行われ、俳優も参加しているなど国際色豊かなのもいい。(会話はほとんど英語)
人道映画、歴史映画好き ☆☆☆☆
杉原千畝は、戦後外務省からリストラされていたが、2000年河野洋平外務大臣により名誉が守られた。
そもそも、杉原は、外国語が好きで、特にロシア語に秀で、ロシア勤務を夢見ていた。が、まずは満洲で対ソ交渉に尽力し、戦中のことゆえスパイ活動にも従事し、力を発揮していた
お蔭で、ソ連から危険人物と見なされ、ソ連大使館勤務は許されなかった。
何が幸いするか、そのことがなければ、ユダヤ人救済もなかった。
そもそも、勤務先のリトアニア大使館は、そこに日本人はおらず、もっぱら情報収集が目的で、新しく開設された。
それにも関わらず、彼の情報は、ドイツ大使大島に握りつぶされる始末。
そんな状況下で、外務省にたてついて、外務省の事務処理が遅れることを計算に入れ、なかばやけくそにユダヤ人救済に走る。大使館も閉鎖されるので、ホテルでもビザの発給を続ける。
美談もこういう裏があったのだ。
さらに、ビザを出してもらっても、ユダヤ人は、日本へたどり着ける保証はない。ウラジオストックでのJTB職員と在ウラジオストック総領事代理・根井三郎の決断があり、無事日本へ脱出できたのだ。
この映画は、リトアニア大使館での話だけでなく、杉原の若き時代、ドイツ大使との激論など、いろんなエピソードの積み上げが、話を膨らませる。
監督がチェリン・グラックと、純粋日本人でないところと、撮影がポーランドで行われ、俳優も参加しているなど国際色豊かなのもいい。(会話はほとんど英語)