おススメ度 ☆☆☆
山田洋次映画好き、吉永小百合、二宮和也好き ☆☆☆☆
母もの映画だが、息子が幽霊というのがみそ。そのためファンタジー色が濃い。
終戦70年記念ということで、2015年を締めくくる映画となった。
舞台が長崎なのは、二つの意味がある、原爆が投下されたことと、キリスト教が盛んなこと。
この二つをテーマとして、母子を描いている。
この映画のいろどりは、息子の婚約者だ。黒木華が演じ、山田組の貫録を見せる。
冒頭、長崎での原爆投下が映像として描かれ、戦争、アメリカを象徴している。
息子が生きていた戦争時代の物語を混ぜながら、母の愛と、息子の嫁の愛を描いて見せる。
長崎大学医学生という、まだ二十歳そこそこで亡くなった息子。
その若き命が一瞬にして持ち去られた悲劇。それは、今のテロの悲劇とは比べ物にならないものだ。
ただ、この映画は、淡々と母子を描くことで、力んではいない。
長崎は、キリスト教の街。
日本全体から見ればちょっと異質だ。
それがこの映画をどのように解釈するかの原点かもしれない。
山田洋次映画好き、吉永小百合、二宮和也好き ☆☆☆☆
母もの映画だが、息子が幽霊というのがみそ。そのためファンタジー色が濃い。
終戦70年記念ということで、2015年を締めくくる映画となった。
舞台が長崎なのは、二つの意味がある、原爆が投下されたことと、キリスト教が盛んなこと。
この二つをテーマとして、母子を描いている。
この映画のいろどりは、息子の婚約者だ。黒木華が演じ、山田組の貫録を見せる。
冒頭、長崎での原爆投下が映像として描かれ、戦争、アメリカを象徴している。
息子が生きていた戦争時代の物語を混ぜながら、母の愛と、息子の嫁の愛を描いて見せる。
長崎大学医学生という、まだ二十歳そこそこで亡くなった息子。
その若き命が一瞬にして持ち去られた悲劇。それは、今のテロの悲劇とは比べ物にならないものだ。
ただ、この映画は、淡々と母子を描くことで、力んではいない。
長崎は、キリスト教の街。
日本全体から見ればちょっと異質だ。
それがこの映画をどのように解釈するかの原点かもしれない。