おすすめ度 ☆☆☆ 劇場未公開
2010年8月、チリ・サンホセ鉱山で33人の作業員が坑道の崩落によって地下深くに閉じ込められ、69日後に全員が奇跡の生還を果たしたニュースが世界を駆け巡った。
その実話をアメリカ・チリ合作で映画化。ために語られる言葉は英語だ。
役者が演じているために、ドラマ性は増したが、ほぼわかっている事柄の追認で、興味は薄い。
最初の崩落事故は、今風にかなり迫力ある展開で、面白い。
チリは、鉱業国として長い経歴を持つが、いまだにこの現場のように安全面で不十分なところも多いようだ。
この映画では、若い工業相が先頭に立って処理に当たり奇跡を招いているが、政府としても、頭の痛いところだろう。
ラテン民族のおおらかな性格と、生きようとするみんなの協力が成功の一因のようで、考えさせられる。
わかっている話だが、やはり奇跡の生還は、涙ものだ。
最後に、本物の工夫達が紹介され、臨場感をあおる。