おすすめ度 ☆☆★
新しい視点の映画好き ☆☆☆★
ポーランド・アイルランド合作 PG12 セックスシーンあり。
世界3大映画祭で受賞歴のあるポーランドの鬼才イエジー・スコリモフスキ監督、78歳にしてこの映画。16年度ベネチア国際映画祭生涯功労金獅子賞を受賞している。
題名の示す通り、大都会に暮らす人々の午後5時から午後5時11分までの11分間を描く。
多種多様な視点を駆使した映像や都市空間にあふれる音、なにかが起こりそうな雰囲気でラストへ向かう。
そして、いくつかのストーリーの人々が、一点に集中する。
それは、空からの落下という、スローモーションで、はかない人生を象徴するよう。
見る人によっては、意味不明、話になっていないなどあるが、
切り口の斬新さと、カットバックのうまさで、サスペンスを盛り上げる。
ポーランドだけでなく世界に通用する映画だ。