おすすめ度 ☆☆☆
NHK大河ドラマの向こうを張って、演劇と映画で真田十勇士を描いた堤幸彦作品。
実は真田幸村は、弱虫だったと歴史を否定。
実在が疑われる真田十勇士にスポットをあて、天下の闘いを描いている。
主人公は、真田幸村ではなく、むしろ猿飛佐助(中村勘九郎)や霧隠才蔵(松阪桃季)。だが、他の八人を加えての真田十勇士が活躍。
淀君と幸村の恋愛沙汰や、忍びの火垂が加わり、お色気も。
でもやっぱり、合戦シーンの壮大さが売りだ。
まず、真田丸という出城での家康との戦闘では、アイデアをひねり出しての大勝利。
二度目の闘いでは、徳川二十万人と真田十勇士という構図で、死闘を繰り広げる。
その合戦の様子は、大群の徳川陣、そのすきをついて前進する真田軍。
この戦では、真田軍は負けるのだが、
後日談で、天草に帰り咲くことになっている。
まあ、講談話の映画化なので、気軽に楽しめばよい。