おすすめ度 ☆☆★
尊厳死を認める方 ☆☆☆★
邦題「世界一キライなあなたに」の題名で、中味を想像するのは無理。
恋愛小説「ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日」が原作。
イギリスの田舎町に住む、貧乏娘ルー、失職し、職探し、見つけたのは、バイク事故で四肢麻痺になった実業家青年ウィルの介護。介護といっても、プロの介護人はいるので、心の支えだ。
本来なら、会うはずのなかった2人だが、介護を続けている間に心が通い合う。
一緒にデートを重ねるうちに、自然とうちとける。
だが、ウィルには、心に決めていることがあった。
そこでラストが問題に。
逆に言えば、そこがなければ、貧乏娘の高嶺の花恋愛に過ぎないのだが。
女の立場からすれば、スポーツマンの恋人を振ってまで、入れ込んだのにである。
まあ、情緒的に描かれているので、お涙物である。
ラストは、男の贖罪的な気持ちが、手紙に込められ、救いはあるのだが。
男として。どう受け止めるかだ。