おすすめ度 ☆☆★
フランス恋愛映画好き、インド旅行好き ☆☆☆★
フランスの巨匠クロードルルーシュは、映画音楽の巨匠フランシスレイと組んで、「男と女」という素晴らしい映画を作った。
それから、1半世紀。
年老いた二人が作った大人の恋物語がこの「アンナとアントワーヌ」
映画音楽の作曲家と大使夫人、それぞれ、夫または恋人がいながらひかれあう。
舞台は、インド。
そして二人は、南部の町ケーララへ向かい、そこから船を乗り継いでガンジス川での沐浴。
クライマックスは、癒しの女神、聖アンマによる深い抱擁。
精神的癒しのインドは、中年男女の恋にふさわしい。
交わってはいけない二人だったが。
ちょっと物語が錯綜するのと、セリフが実に豊かで、これを疎く思う人はついていけない。
でも、「男と女」の大人版としては上出来だ。
小生は、インドへの旅の思い出があるだけに、ひとしおの思いがあった。