おすすめ度 ☆☆☆
闇金ウシジマくん好き ☆☆☆★
PG12 のこぎりで足をぶった切るなど、グロさ満点。
真鍋昌平のコミックで、同じ山田孝之でTVドラマ化されている。
10日で5割の違法金融業者ウシジマ。
そのシリーズの4作目にして最終作品。
それだけに、思い入れもあり、ウシジマの中学時代のエピソードが語られる。
というのも、中学時代の友人が借金にきて、その男がこの映画のもう一つの主人公(永山絢斗)。
ウシジマと正反対の、社会正義派だ。
正義は故に、「純愛の家」という貧困ビジネスの世界に放り込まれ、借金を抱えてしまう。まさに、ウシジマのアンチテーゼだ。
一方、今はやりの、過払い請求をたてにはびこる悪徳弁護士(八嶋智人)を登場させ、反面教師にしている。
中学時代と現代を巧みに交差させながら、展開していくストーリーは、なかなか興味深い。
山田孝之のウシジマくんは、最後まで冷徹さを崩さないが、ラストは意味深。