「グローリーデイ」、５人の若者の青春謳歌のはずが、韓国社会の闇！

おすすめ度　☆☆★

韓国映画好き　☆☆☆

K-POPグループ「EXO」のリーダー、スホが出ているので話題の映画。

４人の青春謳歌の物語だが、後半ある事件が契機に、暗黒のドツボに落とされる。

これが、韓国社会なのか。

テレビリポーターの女性。浮気のせいで夫に暴力を受けていた。

それを見た若者４人。酒の勢いもあって、喧嘩をおっぱじめ、その男は死んでしまう。

女性は、事件発覚を恐れ、少年たちが殺したと証言。

テレビ側の圧力もあって、警察は少年たちをしょっ引いてしまう。

駆け付けた親たちは、有罪を恐れ、他人に罪を負いかぶせる。

青春謳歌の映画を期待した向きには、総すかん。

おまけに、スホ演じる男が死んでしまい、痛ましい。

回想シーンのみずみずしさが、反面教師として浮かび上がるのだが、

でも、なぜか涙が止まらない。そんな映画なのだが

「ふきげんな過去」、二階堂ふみ、小泉今日子W主演の不機嫌な映画です。

おすすめ度　☆☆

何しろ、不機嫌な映画なので、人によっては退屈するかもしれません。

劇作家前田司朗のオリジナル。

不機嫌な、だらしない生活を送っている高校生カコ。

ワニが出てくると待っている変な女。

一緒にいるのが、従妹のカンナ。

家は、食堂を営んでいるが、そこで豆を向く家族たちの会話。

そんなところへ、ふらりと現れた死んだはずのおば。

このおば、実はカコの母親だったりして。

何しろ哲学的展開なので、この雰囲気にはまるかどうかが勝負。

W主演の二人のほか、芸達者が揃って、不思議な雰囲気を醸す。