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「わたしは、ダニエル・ブレイク」、イギリスの社会福祉制度を痛烈に批判!

2017-03-25 18:11:05 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)

社会派映画好き ☆☆☆☆

イギリス・フランス・ベルギー合作

2016年・第69回カンヌ国際映画祭で、最高賞パルムドールを受賞。

御年80歳のケンローチ監督、一旦は、引退を表明したが、イギリスの福祉制度に光を当て、いい作品をものにした。

主演のダニエルには、映画初主演のコメディアン、デイブ・ジョーンズ。

ダニエルは、妻を亡くし一人暮らしの元大工。

心臓を患い、手当を申請するも、役所仕事に翻弄される。電話がなかなかかからないとか、インターネットでしか受け付けてもらえないとか。

そんな苦労しているダニエルが、やはり困っている母子に遭遇、何かと、世話を焼くことに。

病気で苦しんでいるダニエルを励ましてくれたのはこの母子。

国の福祉制度に問題があり、しゃくし定規なお役所仕事に辟易するも、個人的な助け合いの心が、和ませる。

制度こそ違え、これは世界に普遍的な問題だ。

淡々とした、生活描写に、ユーモアを加えた、ケンローチの目は優しい。

ラストのメッセージも心に響く。


 

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