おすすめ度 ☆☆★
猟奇殺人事件好き ☆☆☆
G だけど、かなりグロい場面がある。ソフトだけれど
巴亮介の人気サイコスリラー漫画の映画化。
冒頭から猟奇殺人の連続。そこには、紙切れが。
「ペットフードの刑」、「母の痛みを知りましょうの刑」など。
やがて、被害者に共通のファクターが、
それが、10年前に起きた「幼女樹脂詰め殺人事件」の、裁判員裁判にかかわった人々だ。
そして、この事件の担当捜査刑事沢村(小栗旬)の妻が裁判員を務めていた。
彼女は、夫の仕事にかまけて家庭を顧みない態度に腹を立て、家を出ていた。
ここまでの前半は、テンポ良い展開で、犯人を突き止めていくさまが、俳優達のアンサンブルで盛り上がる。
ところが後半、かえる男が出現、沢村とカーチェイスをしたり、監禁にしたりとサスペンスから離れてからは、描写がぬるくなる。
かえる男の狂気は描かれるが、刑事よりも強く、むしろ上手だ。
このかえる男、後で俳優名を見て、脱帽。
ラストも意味深だが、言うほどの迫力はない。