おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)
ジョージクルーニー監督脚本、コーエン兄弟脚本と聞けば、さぞや名画と思わせるが、これはちょっと小物。
1959年、白人だけが暮らす町、サバービコンは閑静な住宅街として知られており、住民たちは幸福な生活を送っていた。
そこに突如黒人一家が引っ越してきたことから、町中から嫌がらせが。
ただ、少年たちは、お構いなし、野球好きなふたりは、キャッチボールを。
隣家に住むロッジ家。
サラリーマンのガードナーが手に入れた夢のマイホームに、息子のニッキー、車事故で脚を不自由にした妻ローズと、ローズの双子の妹で家事を手伝っているマーガレットと共に暮らしていた。
ある日強盗が入り、麻酔薬をかがされ、妻ローズが死んでしまう。
悲しみの一家だったが、犯人が捕まり、面通しを。父とおばは拒否するが、息子は犯人を見てしまう。
そこから、息子目線で進むが、親たちが信じられず、やがて、保険調査員がやってきて、偽装殺人に気づく。
父は保険調査員を殺し、車ごと捨てに、それを追いかける犯人たち。
犯人の片割れがやってくる、少年は必死にベッドの下に隠れるが。
まさに、ドキドキの連続だ。
ヒッチコックばりな感じがよく出ている。
黒人の差別問題は、ちょっと置いてきぼりを食らう。
ラストは、少年と黒人の少年がキャッチボールをするのが象徴的。
クルーニーが話をうまくさばき切れていないのが残念。
マッドデイモンが父親、ジュリアンムーアが母親とおばの二役。