おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)
韓国で、1200万人が見たというから、4人に一人は見た。大ヒット作だ。
ヒット作であるだけでなく、韓国の歴史の暗部である、光州事件を正面から取り組んだ意欲は立派なもの。
1980年5月に韓国でおこり、多数の死傷者を出した光州事件を世界に伝えたドイツ人記者がいた。
その記者を、ソウルから光州に送迎した韓国人タクシー運転手がいた。
ドイツ人記者は実在で、タクシー運転手も実在したが、その後確認は取れていないので、その部分はフィクションだ。
おかげで、前半は、コメディ満載の映画だ。
後半になると、光州事件の描写になり、現地の人々が参加。間近での事件だけに迫力がある。
ラストの、カーチェイスはおまけの大団円。
運転手に扮するソンガンホの寄与は大きい。
ドイツ人記者はトーマス・クレッチマンが演じた。
韓国映画らしい、サービス満点の事件映画だ。